私は天皇陛下を深く尊敬しています。そして今上天皇(上皇陛下も)は、憲法に基づく象徴としての役割をもの凄く深く探求され、国内外の平和と安寧を祈るお務めを誠実に果たされていると思います。
しかし天皇を尊敬し、そして「男系天皇」「女系天皇」、そして愛子様が、国民の多くの望む声があるのに、何故天皇になれないのか?等の二千年間の天皇制を深く調べれば、調べる程、天皇制というものに矛盾を感じざるを得ないのです。
それだけ二千年の歴史の中で、天皇制は時の為政者によって利用されてきたと言うことなのでしょうか?
私は牧師であると同時に僧侶です。ですから相次ぐ疫病や災害から国家を救うために三宝に深く帰依されて、東大寺の盧舎那仏造立を発願し、自らを「三宝の奴」と呼ばれた聖武天皇が好きです。また、当時の貧しい人や病人の救済施設である悲田院・施薬院を建てられた光明皇后も好きです。またお大師様(弘法大師空海)の盟友でもあられ、京都東寺や高野山を下賜し、国家鎮護の祈祷をお大師様にさせられた嵯峨天皇も好きです。
ですから今の政府が皇室典範改正案を閣議決定し、国会へ提出したことを嘆きます。「明治時代の伝統」ではなく神話時代も含む「二千年の歴史」を研究して初めて物言えるんだと思うんです。
だから高市早苗政権下で閣議決定をされ、改正されることに絶対反対です。政府主催の「昭和100年記念式典」において高市早苗首相の判断で天皇陛下のお言葉を述べられる場が設けられなかったのです。
これは天皇陛下に対して、象徴天皇としての存在意義を軽視しているし、余りにも失礼で、不敬であると感じました。私は個人的には高市早苗氏は皇室の伝統や象徴としての地位を自らの政治的立場や保守層へのアピール、あるいは政権運営の支持集めに結びつけているだけだと思います。