某団体が天皇制終焉(廃止)声明を出しているのとは別に、天皇制廃止意見には断固として私は反対です。
天皇は日本の歴史や文化の根幹であり、国の象徴としての一体感を支えているというのが私の考えだからです。
そして日本国憲法第一条に定められている「日本国の象徴であり、日本国民統合の象徴」としての役割を重視するからです。かつ政治的な権力を持たない象徴としての存在が、国家の安定にも寄与していると考えるからです。
そしてGHQが天皇をなくさなかったのは、当時の国民にとって天皇は心の支えであり、なくすと強い反発や大きな混乱が起きると考えたからです。
なおかつ私はキリスト者でもありますが、真言宗の仏教徒でもあります。以前blogに書いた通り聖徳太子の日本仏教における功績や、真言宗の鎮護国家の思想や神仏習合の思想とも深く結びついているからです。平安時代初期にお大師様(弘法大師空海)は、この国家の安泰を祈る「鎮護国家の密教」として朝廷から大きな信頼を集めました。
天皇の存在を否定することが直ちに日本仏教の教義や信仰そのものを否定することにはならないと思いますが、歴史的に日本仏教は天皇と深く結びついて発展した背景があるのは事実です。以上のことからも、天皇を廃止しろというのは、余りにも乱暴な考え方だと思います。
天皇の存在には賛成ですが、女性天皇の容認や旧宮家の処遇等を巡る今回の皇室典範改正には、私は反対です。